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2007年3月26日 (月)

フィギュアスケートのツボ

さて かゆい所に手が届くのを目指す うっちとしては、昨日のフィギュアスケートの話は 単なる感想!
せっかくなので フィギュアスケートを見る時に ちょっとだけ「ツウ」になれるコツを伝授。

【フィギュアスケートのツボ 1】  『エッジ』

そもそも フィギュアスケートの選手がはいているスケートのブレードは「∩」の形になっているのは ご存知だろうか?
つまり 刃の部分が 二重になっているのだ。二枚刃。
二枚のエッジの上で 体重移動をすると、弓ぞりになったエッジがきいてすーっと曲がる。
バイクで言うなら 右に体重を傾けると右に曲がるって感じ。
だから 片足をあげていても、体重移動で氷のリンクに8の字を描くように曲がることができるのだ。
外側のエッジが アウト、内側を インと呼ぶ。
ジャンプだ!スピンだ!ていう 前に大事なのが このエッジの使い分けなのだ。

【フィギュアスケートのツボ 2】  『ジャンプ』

なんといってもフィギュアスケートの華。
一口にジャンプと言っても 50種類くらいあるんだって。

ただ 試合で得点になるのは 次の6種類。
難しい順で、
①アクセル ②ルッツ ③フリップ ④ループ ⑤サルコウ ⑥トゥループ

だけど ぶっちゃけ ややこしいから シロウトの大ザッパさでまとめると、
②のルッツと ③のフリップは ほぼ同じ。
④のループと ⑥のトゥループは 同じ種類。

ということで強引に 
  難しい・・・①アクセル ②ルッツ
  
簡単・・・③トゥループ  ④さる公。。いやサルコウ
てことで。

見分け方を説明する前に。
そもそも ジャンプというのは 後ろ向きで始まり、後ろ向きで終わる。(着地は必ず片足)
スケートのつま先の エッジが氷にひっかかるから、前向きで降りるとつんのめっちゃうのだ。
だから 選手は後ろ向きに片足でスーーッと滑っていき、どちらかの足を振り上げるか
もしくは両足で踏み切った反動で回転する。

一番 単純な見分け方は 助走が長いか短いか(笑)
難しいジャンプの時は 跳ぶまでが長い。 
あれは もったいぶってるんじゃなく 必要なスピードとバランスを保つために
そうせざるを得ないのだ。
スーーッと 長く滑ってからジャンプする時は 必ず大技だから、アクセルかルッツ。
もしくは 連続したコンビネーションジャンプだ。

これだけだと 見分けたとはいえないので、さらに詳しく見よう。

うっちにも 見分けられるのが ①のアクセルジャンプ。
解説者が「トリプル(3回転)アクセルです!!!」て よく叫んでるでしょ?
見分けるコツは このジャンプだけ 唯一 踏み切る時に「前向き」で跳ぶのだ。
他のジャンプは背中から入るので すぐ見分けられる。

前向きのジャンプは恐怖心が出て躊躇したり、さっき言ったように エッジが氷にひっかかりやすくて失敗しやすい。
しかも 前向きから始まって 後ろ向きに終わる。。つまり 他のジャンプより半回転 余計に回らなければならないのだ。
トリプルアクセル=3回転「半」
空中に浮いてるのは せいぜい 1秒だから 1秒に3回転半。 すげぇな。

逆に 一番簡単なジャンプは トゥループ。
跳ぶ時には もう片方の足のつま先で氷を軽くけって 両足で踏み切る。
見分け方は トゥループとループ(ループはつま先をつかない)は
きき足(右ききなら右足)で 滑ってくるので 足が逆だなぁと思ったらこのジャンプ。
もしくは 踏み切る寸前に 足踏みしたみたいに足を踏み変えてたらトゥループだ。

同じ両足踏み切りでも ガツッと 氷が飛び散るくらい 強くつま先を氷に打ち付けてジャンプするのは ルッツ。(エッジがインならフリップ)
アクセルの次に難しいので 助走が長く、ガツッと 両足で踏み切ったらこれ。

最後にサルコウは 片足で踏み切り、片足で跳ぶ。
簡単なので あまり助走もつけないで いきなりクルッと 回った時はサルちゃんだ。
見分け方は 踏み切る時に 前に大きく足を振り上げる感じ。
その反動ですんなり回るので 振り向きざま回っているように見える。

以上が見分け方だ。分かった?
おさらいするよ?

前を向いてジャンプしたら アクセル。
きき足を使って滑ってきて、足を踏み変えたらトゥループ。
両足で踏み切り、がっつり氷をけったら ルッツ。
足を振り上げて 片足で踏み切ったら サルちゃん。

ここまで 見分けられると かなりツウな気分になってくる。

*ただ 実際には 「何回転したか」のほうが 見分けにくい。
 審査する人は ビデオのスローで数える。
 

【フィギュアスケートのツボ 3】  『ルール』

あとは この3つのルールを覚えておくと良い。

1つ。 派手に転倒した場合、回りきってから転ぶのと、氷にひっかかってはじめから跳べなかったのでは 点数が大きく違う。転んだら「負け」というわけではない。

例) トリプルアクセル 基礎点 7.5。   転倒は減点1.0。 
   ダブルアクセル 基礎点  3.3。  
ダブルアクセルで成功するより、トリプルアクセルで転倒したほうが 点数が良かったりする。

2つ。同じ種類の 3回転or4回転ジャンプは 2回まで2種類しか跳べない。
つまり得意技ばっか跳んでも ノーカウントになっちまう。
また、高得点の コンビネーション(連続したジャンプ)は3回まで。
今回、キム・ヨナや織田は 連続ジャンプを4回やってしまったので、せっかく決めた
連続ジャンプが0点になった。

3つ。演技の後半に跳んだジャンプは 得点が1.1倍になる。

この3つが分かると 転んだのに高得点だった選手や、ノーミスなのに低得点だった選手の違いが分かる。


他にも スピンやステップ、演技の構成など いろんな 審査要素があるんだけど
上の3つが 分かれば十分だ。

 

最後に 今回の大会でフリー歴代最高記録をたたき出した真央ちゃんのジャンプ構成と
2回転んだけど3位だった キム・ヨナちゃんのジャンプ構成を比べてみます。

フリーのジャンプは最高7回までで、2人ともジャンプは7回だった。(太字は難易度が高)

真央ちゃん
3アクセル           ←両足で着氷してしまった。
②2アクセル+3トゥループ  ←両足で着氷してしまった。
3フリップ+3ループ    ←7つのジャンプの中で最高点獲得
④2アクセル                           ←後半のため 1.1倍
3ルッツ             ← 1.1倍
3フリップ            ← 1.1倍
3ルッツ+2ループ+2ループ  ←1.1倍
   ジャンプでの得点 計 50.01

ヨナちゃん
3フリップ+3トゥループ  ←7つのジャンプの中で最高点獲得
②2アクセル+3トゥループ
③2アクセル
3ルッツ             ←転倒  後半のため1.1倍
3ルッツ+(シークエンス) ←転倒 1.1倍
⑥3サルコウ+2トゥループ ←4つ目の連続ジャンプのため 0点
⑦2アクセル            ← 1.1倍
      ジャンプでの得点 計 32.76

こんだけ点数が違うのは 「転んだ」ということだけではなく、ジャンプの難易度や
ヨナちゃんの ⑥のジャンプが 後半で0点ということが大きい。
むしろ ジャンプの質ではキム・ヨナのほうが点数はいいのだ。
逆に言えば、真央ちゃんには まだ 伸びしろがあるってことでもある。
総合で200点を超えるのも あながち夢じゃないってことだ。

2人の 16歳の あまりに違う "キスクラ"の 表情が印象的だった。明と暗。
次回の対決を見る時は ぜひ ツウの目で 見てあげてね。 


 



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コメント

すげーうっち
スケートの世界にも明るいとは!!すばらしい
なんか ウッチが滑ってるのを想像してしまったよ^^
バレーしてたし、もしかして、スケートもしてたああ????

投稿: ろぼ | 2007年3月29日 (木) 10時24分

>ろぼ
さすがにスケートはしてないよぉ。
知識だけでございます。
跳べないし もしかしたら滑れないかも。。。。

投稿: うっち | 2007年3月29日 (木) 13時14分

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