« 狂牛病 | トップページ | 小学校の実情 »

2007年4月25日 (水)

カイジョージエイタイ

最近 噂の 「海上自衛隊のCM」は もう見ましたか?

実際TVで やってるとこは見たことないんだけど、
インターネットで 見てみました。

         海上自衛隊のCM ⇒  http://jda.webcustom.net/cm/index.html

いやねぇ。。。。。
なんていうか、ちょっとイラッとする。

CMとしては おもしろいと思うよ。

「行け 海上自衛隊」 というCMで 子供向けの正義の味方の
○○レンジャーのような感じになっている。

「千里の目をもつ 天空の狩人 ショーカイキ」

「地獄耳のドルフィン  センスイカン!」

とか ふざけた演技を まじめな顔してやっているのだ。

それ自体は おもしろいんだけど、宣伝しているのが
海上自衛隊だということが ひっかかるのだ。
子供向けのような 正義の味方的なCM。

これを見て 『カッコイー♪』  →  『自衛隊へようこそ♪』ってことか?



あたしが気になるのは、最近 国民投票法案が 強行採決したことだ。

知らない人が多いと思うので 説明すると、

国民投票は 簡単に言うと 国民みんなで投票して、
賛成か反対かを 過半数で決めるというものだ。

これだけきくと とても民主的に見える。

今まで なんで  国民投票がなかったのか?
と 思う人も多いだろう。

でも、この国民投票といのは 両刃の剣なのだ。


今になって 自民党が必死で 国民投票を強行採決したのは、
一言でいうと

『戦争をできる国にするため』 に他ならない。

憲法9条を変えて 自衛隊を合憲として、軍隊を持つために 必要なのだ。

今までは、憲法を変えるためには 国民投票が必要である、てことは決まっていたのに、
どのように国民投票をするか、ということは 決まってなかった。

だから 憲法は成立以来 一度も変わっていない。

ところが 今  右に右に 国が向かっているチャンスに 
なんとしても この勢いを借りて憲法改正 ⇒ 軍隊をもつ 日本!が念願の
アベール首相。

そのために 『憲法を変えるための 国民投票を 
通そうと 文字通り 必死なのだ。

ちなみに 自民党の当初の案はこうだ。

 ・国民投票は 憲法改正のみに 行われる。

 ・最低投票率制度はない

 ・有効投票総数の過半数の賛成で 憲法改正案は成立。

 ・国会発議後 30日で 国民投票を行う。  ←これは 改案

 ・発議人数は 100人以上

 ・一括採決方式で 9条と12条を抱き合わせで採決する ←これは後に改案

かみ砕いて説明しまーす。

「国民投票は憲法改正のみ」

理由 ⇒  憲法以外の 「政治献金禁止法」 とかぁ、
自分たちに都合の悪い法案が なんでもかんでも 
国民投票できちゃうと 困るから♪

もちろん 「首相の信任を国民投票で選ぶ」なんて 絶対なっしー♪

「最低投票率制度なし」

理由 ⇒ 国民があんまり興味なくて、投票にいかなければぁ、
宗教団体とか労働組合の人ばかりでぇ 過半数になりやすいから♪

(最低投票率を決めると 国民の過半数が参加してなかったら
その多数決自体が 無効になる)

「有効得票率の過半数の賛成で可決」

理由 ⇒ 国民の半分が「賛成」。じゃないよぉ。 「投票にいった 国民の」半分が
「賛成」すれば 可決だよぉ♪

「発議後30日で投票」 (結局は60日~180日に改案された)

理由 ⇒ 時間がたつと いろいろ議論されちゃうし、みんなが関心もっちゃうからね。
速く 速く (できれば国民があんまり気がつかないうちに)投票しないとね♪

「発議人数は100人以上」

理由 ⇒ 衆議院で 100人を超えるのは 自民党 (と民主党) だけだから♪
共産党とかには 発議できないよん♪

「9条と12条の 一括採決方式」
       (結局は 条文ごとに ばらばらに投票することに改案) 

理由 ⇒ 憲法9条の改正に「賛成」の場合は 憲法12条にも「賛成」したことになる♪

(12条は政府が国民の人権を制限していいのは『公共の福祉』に厳しく限定する
というもの。 
自民党は 「共謀罪」や「盗聴法」など 国民を見張り、
都合が悪ければ有罪にできる権利を 成立させようとしている)


。。。。。。

これのどこが 民主主義だ?

西側の 民主主義国のほとんどの国民投票は 一般の重要法案も含んだ
国民投票が 普通だ。
大事な 法案は 国民の総意を 投票で決める。

これって 民主主義として 当然じゃない?

所詮、日本は 民主主義というけれど およそ民主主義ではない。

「政教分離」も 子どもの頃教科書で習うけれど 全く 政教分離ではない。
宗教団体の組織票がなければ 与党は過半数を維持できない。

政治と宗教と経済団が がっちりスクラムをくんで 国民を締め出し、
一部のものが利権を争う 少数独裁制だ。

全く 美しくないと思う。

アベール首相のスローガンは 『戦争のできる国』

これ以外にない。

もちろん 石原都知事のように
「国民投票なくたっていいじゃない。議会の過半数が賛成すれば
憲法改正ってことで OK♪」
なんて 問題外だ。

反・民主主義国家。

うっち は カイジョージエイタイに 国を守ってもらうことより
国民に主権がある国のほうが 「美しい国」だと思う。
。。。。

戦争むかって まっしぐら。

ついでに
20歳じゃなくて 18歳以上で 国民投票をするという。

有権者の低年齢化。

そして 低年齢層向けのような カイジョージエイタイのCM。

無関係には思えない。







我、自衛隊を愛す故に、憲法9条を守る―防衛省元幹部3人の志 Book 我、自衛隊を愛す故に、憲法9条を守る―防衛省元幹部3人の志

著者:小池 清彦
販売元:かもがわ出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 狂牛病 | トップページ | 小学校の実情 »

コメント

海上自衛隊の動画見たよ。あ?と思って見直した。ふざけてるのかと思ったわけだよ。なんか、戦争って、ほんとにおかしいよね、なんて母ちゃんと話してるが、あたしらの低次元の頭でも そんなことわかるのに、政治しきってるやつらには、わからんのか?と、思うわけだよ。人間って、おかしいよね。人間は仲良くできない生き物ってことを、チビに教えなきゃな。頭使って、うまく生きたもん勝ちやね

投稿: ろぼ | 2007年4月26日 (木) 10時44分

昔から、戦争の犠牲になるのは、国民の、一番弱い立場の人と相場は、決まっているからね。でも、そんな人たちは日々の生活に精一杯で、政治のことなど良くわからんのですよ。
気がついたら、そうなっていた。駆り出された先は、戦争の中ってね。ああ、無常・・・・

投稿: もえまま | 2007年4月26日 (木) 11時41分

>ろぼ
本当に変なCMだよね。
おチビが大人になるころには 徴兵制があるかも、
なんてのも あながち ないとは言い切れないよ~。
子どもだって けんかしちゃいけないとか、
暴力はいけないとか分かるのに、なんで国だと許されるんだ?

>もえまま
あの選挙の結果を見ると、本当にどうなんだと思いませんか?
石原都知事は 東京の財政をよくしたとか、
マラソン成功したとか。。そんなことが問題じゃないのに。
自分の子どもたちが 生きていく世の中を作る政治は
「知らない」「関心がない」ですませてはいけないと
思う 今日このごろです。
たまに 政治ネタ乗せてるので またきてくださいな♪

投稿: うっち | 2007年4月26日 (木) 16時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 狂牛病 | トップページ | 小学校の実情 »