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2008年4月 7日 (月)

聖火を持った障害物リレー

Olynpic

季節はずれの雪が舞うロンドンで、6日、
北京五輪に向けた聖火リレーが行われた。
(中略)開始直前から、
リレーを阻もうと沿道から次々に飛び出す人たちを

かわし続けながら走る異様な展開となった。
 asahi.com

オリンピックの話題が毎日 報道される中、
聖火リレーのほうは かなり面白い。。。いや、ものものしい展開になってきた。

ロンドンに集まった人権活動家たちは、チベットの旗を振りながら、
聖火を併走。

聖火ランナーは 水色のオリンピックジャケットを着た警備の人に
ぐるりを囲まれて まさに必死のランニング。
その警備要員は、10人前後?
聖火ランナーの姿が どこにあるのか見えやしない。

抗議者は勢いを増し、
チベットの旗をもって飛び出すもの、
自転車で 聖火ランナー隊(?)に突っ込むもの、
しまいには消火器まで登場し、聖火を消火しようとこころみる者まで。
 スゲェ∑ ̄△ ̄;)!! 消えるもんなのか?あのトーチ。。

結局、イギリスの警察官 数十人も 伴走し、
断続的に現れる抗議者を
次から次へと取り押さえる、まさに障害物リレーへと変貌。 

みんな 走る。。。さすが スポーツの祭典w。

聖火リレーの生中継が こんなに面白いとは
思わなかった。
(気になる人は YOUTUBEで探しましょう)

この調子で、本当に無事に北京まで たどりつけるのだろうか。
今日からのフランスも かなり盛り上がること間違いない。

ところで ことの発端となったのは 「チベット問題

3月10日、僧侶によるデモが開始、3月14日には大規模な暴動に発展し、
多くの死傷者が出ている。

当初は僧侶 300人あまりが、ビラを配るなど ただのデモ行進だったが、
中国政府が 武装警察で鎮圧、パニックに。

メディアの反応も早かった。
中国新華社通信のサイトや 中央テレビは
ただちに情報操作を開始。

「チベット自治区のラサで始まったチベット人の暴動で
大勢の漢民族が血を流した」と報道。

死者は22人で、暴徒に殺された「罪なき」市民だという。
(チベット側は 死者140人以上と主張)
テレビでは、
チベット人の暴徒が 生存8ヶ月の赤ちゃんを殺したとか、
女性を袋だたきにしたすえに耳を切断した、とか
警官隊襲撃し、衣料品店に火を放って女性店員5人を焼き殺した、
などと 連日流し続けた。( ̄_ ̄|||)

だが、だんだん 中国政府の武力弾圧がおおやけになってくると、
弾圧を正当化する必要がでてきて、
「亡命中の 仏教最高指導者 ダライ・ラマ14世の指示により
チベット人が漢民族に襲いかかった」という ストーリーを展開。
ダライ・ラマ14世の陰謀説を唱えた。
(彼は仏教指導者なので 当然 非暴力です)


ところで 日本人にはあまりなじみがないが、
チベット自治区というのは、そもそもどういうものなのだろうか。

Tibet

地図を見てみると、チベット自治区というのは
思ったより かなり広い。
もとは「自治区」の名のとおり、中国からの統治はゆるく、
自治政府が政治を行っていた。
しかし、中華人民共和国が成立したときから、
「1つの中国」を強調、民族的な動きはすべて徹底的に弾圧された。

しかし、チベット人がみんな 『チベット独立』を望んで抗議しているのかというと
そういう訳ではない。

ダライ・ラマ14世は「分離独立はしない」と くりかえし主張しているのだ。

では なぜ暴動なのか。

それは 貧富の差。
チベットは中国のどの省よりも貧富の差が大きい。

そもそも チベット人は少数民族として(1億人くらいいるんだけど)
漢民族からは差別されてきた。
最近、チベットに向けて鉄道が敷かれたのだが、
流入してきた漢民族によって、チベット民族の職は
どんどん取り上げられていった。

さらに漢民族の居住地が広がる中、主食にする大麦は
1年で5倍に高騰。
若者を中心に不満が ふくれあがっていた。

チベットに自治と文化の尊重を、というのが彼らの主張だ。

一方、中国政府は、チベットの広い地域内にある
鉱物資源や 木材、羊毛など 豊富な資源を手放す気はない。

それにしても、中国って 本当に広い。
あの広さ、そして12億人という 人口。
これを一つの国として 保ち続けるって 奇跡みたいなもんだ。

台湾しかり、チベットしかり、 1ヶ所の自由を認めてしまえば
旧ソ連のようにあっという間に分解するだろう。

中国政府はいっっつも 国家を守るために
自国の「ナショナリズム」を いいように利用する。

メデイアを操作し、国民には 政府の見解しか触れさせない。

日本バッシングをした時も そうだった。
そして いつもやりすぎて 引っ込みがつかなくなる。
(ナショナリズムが盛り上がると
中国政府に矛先がくる可能性もあるからだ)

今回の暴動について、中国人は本気で
「チベット人が犠牲者数をでっちあげている」と思っている。

被害者は 自分たちで 外国のメディアは 捏造だ。

もちろん 中国にもテレビはある。インターネットもある。
だが それらがすべて操作されている。

金盾」というのをご存知だろうか。

中国の巨大検閲システムだ。
中国国内外で行われるインターネットの接続を
規制したり遮断したりする。

高度な検閲システムで、
「民主政治」「チベット独立」「ダライ・ラマ」「天安門事件」
などのキーワードを検索すると、遮断される。
(遮断といっても 普通のシステムエラーが出るので遮断とは気づきにくい)
それらのキーワードがあるメールも もちろん妨害される。

さらに電話やファックスなども 傍受され、
禁止キーワードに関する本 (たとえばダライ・ラマに関する本など)も
検閲にかかり、入国できない。
(ダライ・ラマ14世がノーベル平和賞をとったときも 一切報道せず)

これらのことを考えると、
中国人に 「人権」という言葉が浸透するのは 
はるか遠い道のりって感じ。

今回のオリンピックに 中国は全力を注いでいる。
国際社会の 立派な一員として、いや 世界に誇れる大国として
オリンピックは 絶好の舞台だ。

中国は 今や 経済的にも、注目度でもNo1だ。
だから、オリンピックは成功させてあげたい。

そして オリンピックを通して、メディアの透明性、
公平性、「人権」の尊重といった 数々のハードルを
超えていかなければならない。

政府が弾圧などすれば それ相応の非難を受けることを
学ばなければならない。

だから、チベット問題に端を発した
今回の人権活動は 当然のことと思う。
オリンピックの開会式 ボイコットも当然と思う。

オリンピックは ただの運動会ではない。
「平和の」祭典なのだから、
「人権」と「オリンピック」は関係ないなどと いえないのだ。

その一方で 過激な 活動家が多いことには
多少 呆れもする。

日本の捕鯨に抗議する「シー・シェパード」を見た時も思ったが
平和や動物愛護を掲げた団体が 暴力に出てはいかんだろ。

暴力や力ではなく 国際的な「非難」という形で
それぞれの国や政府が はっきりと「No」を言えばいい話だ。

一番 悪いのは 見て見ぬふりの わが国の首相のような態度では
ないかと思う。

わが国の ためにならないだけではない。
中国の未来のためにもならないのが
「見てみぬふり」なんじゃないかと思う うっちなのだった。






       
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コメント

ためになるな~~
こういうの もっとかいてね^^

投稿: ろぼ | 2008年4月 8日 (火) 22時25分

>ろぼ
がんばりまぁす。
自分でも 嘘かけないと思って調べるから
勉強になります(笑)

投稿: うっち | 2008年4月 8日 (火) 23時46分

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