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2008年5月 1日 (木)

ジェネリクる?

Kusuri

最近 だいぶ認知度が上がってきた、
ジェネリック医薬品


なんか、あたしの周囲には、
これを「アステラス製薬」みたいな
クスリを作ってる会社の名前だと思っている方が
いらっさるので、今日は ジェネリックについて考えてみた。



とにかく、テレビCMのせいで 誤解が広まった気がする。

あなたの薬が半額になる、とか
思い切って「ジェネリックありますか?」と きいてみて下さい的な
高橋英樹が 出ていたCMだ。

あいまい過ぎて 何が言いたいのか 
もやっとボールを投げつけたくなるCMだった。



ジェネリックというのは 1つの会社の名前ではない。
後発医薬品=ジェネリック医薬品 だ。

後発、というからには 先発がいるわけで、
先発医薬品とは 俗に「新薬」と呼ばれている。

新薬は、大手の製薬会社が
研究を重ね、実験を繰り返してから 製品化し、
国の認可をとり、市場に出回るまで 何年も年月がかかる。

そうじゃなくても 日本は 新薬の認可が 
めちゃめちゃ遅いから 薬になるまでに 莫大な費用と年月が
かかっている。

平均で 開発に10~15年、
費用にして 250~800億円もかかるそうだ。 スゲェ


でも 成分さえ 分かっちゃえば、
他の会社にも類似品が作れるわけだ。
費用でいえば 3000万から5000万くらいで商品化できる。
新薬開発とは 桁違いだ。


それじゃ 開発した会社は たまらない。

てわけで、薬の著作権みたいなもんがあって、
20~25年の間は 
「この薬を 他の会社は作ってはいけません!」
と 特許で守られている。

例えば、「バイアグラ」みたいに ものすごくバカ売れの
ヒット商品が出ても、
開発したファイザー製薬以外は 指をくわえて見ているか
特許侵害ぎりぎりの 廉価品を だましだまし売るしかない。

ただし、特許が切れた途端に 同じ成分のものを
他の会社が売りに出せる。


大手製薬会社は 自分の会社の売れ筋商品の
特許が切れる前に 開発費用を回収し、
次のヒット商品を生み出すべく 研究を繰り広げる。

つまり、新薬開発会社と 後発医薬品を作る会社は
同じ「製薬会社」のカテゴリーの中でも
規模が 全く違うのだ。
(大手の中でも 他社の後発医薬品を作ることはある)

ジェネリック医薬品というのは その特許が切れた薬たちのことを
指している。
ジェネリック(Generic)は 一般的なとか 商品登録されていない、
というような意味。
だから、特定の薬の名前でもないし、製薬会社の名前でもない。


なぜ最近 よく話題になっているのかというと、
日本は 今までジェネリック医薬品の使用が極端に少ない。
割合で言えば 20%以下。

医者がジェネリック医薬品をキライ、
今まで処方してきた薬を使いたがるからだ。
ま、大手製薬会社とのいろいろなつながりもあるしね。



アメリカやイギリス、ドイツなどでは 医薬品の50%前後は
ジェネリックが処方されている。


そこで 日本政府は医療費を抑えたいために 
このジェネリックに目をつけたのだ。
薬代を抑えて、医療費を減らそうという作戦だ。

だから 国は本腰を入れて
積極的にジェネリックを使え、と 指令を出した。



その本気度は どれくらいかというと、
以前だったら、患者が 医者に「ジェネリックにしてください」と
頼んで、処方箋を書いてもらわなければならなかった。

もしくは、処方箋にジェネリック可という
書き込みをしてもらわなければならなかったのだ。

ところが、最近になって、「ジェネリックは不可」と 医者が
書かない限りは、
薬局がジェネリックを出していいことになった。

つまり、患者は 医者の前では何もいえなかったとしても
薬剤師さんに相談して 同等のジェネリックに変えられるのだ。


問題は 患者の側の利点。


さんざん言われるのは 安いこと。

たしかに、さっき言ったように 開発費用が安いので
3~6割くらい安い場合が多い。

といっても こちらにしてみれば 1錠5円とか。
1回につき 100円とか200円とか その程度だったりする。


また、同じ成分の薬をいろんな会社が出すわけだから
当然、ものすごい種類になる。

薬には消費期限があるから、
何万種類もの薬剤を 全部ストックしておくことは とうていムリだ。


だから ジェネリックにするなら「おとり寄せ」なんて
言われることもある。
こちとら 病気なのに おとり寄せてる場合じゃない。

また もろもろの費用で 実はブランド薬のほうが安かった
なんてこともありえる。

そう考えると なんでもかんでもジェネリックが相当安いみたいな
イメージは禁物だ。



では 患者にとってのメリットは何か。

これが1つある。
新薬の場合は 特許にしばられているので、
薬の形状や成分を変えることはできない。


つまり味や形を変えられないのだ。
その点、後発の会社は、味や形を飲みやすくしたり、
1錠の分量を変えて、4錠飲むところを1錠ですむようにするなど
工夫ができる。


また、今までの新薬の副作用や患者のデータから
より患者が使いやすい製品にすることができる。

いずれにせよ、ただ単に飛びつくというよりは、
選択肢が広がったのだ、と 解釈して
信用できる医者や薬剤師に相談するべきだろう。


特に、日常的に使う薬があるなら、(新薬でなければ)
一度相談してみると
医療費を安く抑えられる可能性も高い。




ところで、「プラシーボ」という言葉をご存知だろうか。
日本語で言うと 「偽薬」つまり ニセの薬だ。


しばしば薬の 効果を実験する時に、
新薬と偽って、なんの成分もない薬を渡し、
効果の違いを比べるものだ。

その実験では、まれに驚く結果がでる。

例えば、これ以上モルヒネを打つのは よくないと
判断した医者が、モルヒネと偽って 生理食塩水を打つと
患者は 痛みが治まって眠りについた、等という話だ。


中でも 興味深いのは、プラシーボを使い、
被験者の半分には 1錠250円の鎮痛剤だ、と伝え、
残りの半分には同じモノを 1錠2円の鎮痛剤だと説明する。

すると 高い薬を飲んだと思った 被験者の85%が
痛みが軽くなったと答え、
安い薬を使った被験者の約60%が 痛みが軽くなったと
答えた。


いずれも、「痛みが軽くなる」と感じ、
さらに 薬の値段で効果も違ったわけだ。全部ニセ物なのに。



薬みたいなものって なんとなく「高いから効く」という
思い込みってある。

ブランドのバッグとかも「高いから かっこいい」みたいな。


日本人て 割りと そういうメンタリティが強いから、

ジェネリック薬に変えた時に、自分自身の心の中で
「ジェネリックだから効くのかなぁぁ。。」という疑念があれば、
薬の効果に影響するかもしれないということも忘れてはいけない。

つまり 本人が納得する、ということが大切だ。


ジェネリックは 基本的には主成分が一緒だから
効果も変わらない。

ただし、塗り薬なんかの場合は、
ゼリー状だったり クリーム状だったり 元になる部分が
違うことで 効果が変わる場合もある。

結局は、医者や薬剤師の意見が正しくても 
患者本人が 信用してなきゃ意味ない。

自分が「効く」と判断するしかないのだ。



うっちは、服用し続けるような薬はないけど
視力が悪いので 使い捨てのコンタクトを使っている。

以前は、街にあるコンタクト販売店で買っていた。

でも、何年か前から 買う度に
眼科医の処方箋を要求されるようになった。

正直、面倒くさい。
&診察費用2000円がもったいない。

結局、今ではネットで購入。

こういう人は けっこう多いのではないだろうか。

ネットで買うと 海外から小分けにして(数量に制限がある)
個人輸入の形をとるので かなり安く手に入る。

質の悪い海外のカラーコンタクトを使って
失明する人もいるというから 
眼科医にかかることは大切だと思う。

でも、強要されるとなると 話は別だ。

今の時代、医薬品に関しての
選択肢の幅は 広がっているのだ。

自分で考え、自分で調べ、自分で選べということ。


その代償として、
選択の自由には 自己責任が伴う、て そういう結論でした。








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コメント

なるほどね~~そういえばこの間色々言われたよ
お薬手帳に書き込むのも一回50円かかるそうだ~

それはそれで良いと思うのだ
今まで手帳をなくしてしまうこともあったが大切にしようと思ったりもするし

お国のお偉いさんは貧乏なんてしたことないから、何からお金集めればいいのか わからないんじゃないのかな~?

投稿: ろぼ | 2008年5月 1日 (木) 22時47分

>ろぼ
そうだねー。
こないだ 「生活保護」をうけてる人は
ジェネリック以外処方したら 打ち切るっていう
お触れが出た。
さすがにすぐに撤回されたけど、
患者も賢くならねばだね。

投稿: うっち | 2008年5月 1日 (木) 22時55分

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