« 点滴バー | トップページ | aqua drop »

2008年5月30日 (金)

八百万(やおろず)の神

Kamisama
読売新聞社が17、18日に実施した年間連続調査「日本人」で、何かの宗教を信じている人は26%にとどまり、信じていない人が72%に上ることがわかった。
YOMIURI ONLINE)



宗教を信じていない人が72%
ま、妥当な数字だよなぁ。

たいていの日本人は 仏教徒なんだろうけど、
生活の中で、宗教を意識するのって葬式ぐらいだしね。

結婚式とかクリスマスの時だけ変身する
隠れキリシタンも多いし。。。

この調査で 
「自然の中に人間の力を超えた何かを感じることがある」
という人は56%
さらに 「先祖を敬う気持ちを持っている」という人は
94%に達したそうだ。


なるほど。
神は信じてないのに、ご先祖様は祭る。

家族のきずなが弱まった、といわれている割には
宗教っぽい考え (儒教?仏教?神道?)だよな。
このメンタリティってなんだろう。

そもそも 日本人にとって 宗教って なんなんだ?

どうも 近代日本では、「宗教」というと 言葉自体に
テロとか 金儲けとか、政治がらみ みたいな
マイナスイメージがこびりついてしまったような気がする。

心の中では 神様的なものを信じたいのに、
具体的に何を信じているのか 自分でも分からないみたいな。

だから 余計に その無知を突かれて、
カルト教とか スピリチャルとかにうっかり傾倒しちゃう人も多いのだろう。


でも、あたしはこの日本人の宗教観が 最近ケッコー好きなのだ。


2000年の 電通総研のデータで、
「神の存在を信じる」と答えた日本人は 約35%で、
調査対象の55カ国中、53番目だった。

中には エジプトのように、「神の存在を信じる」が
100%という国もあるのだからすごい。
ほんまかいな。

逆に 「神の存在を信じる」人が 50%に満たない国は
55カ国の中で たったの5カ国


先進国の中で、一番「神の存在を信じる」人が多いのは
アメリカである。
55ヶ国中21番目で 存在を信じる人は 95%。

95%の人間が 神を信じているアメリカが
世界のいたるところで 戦争をして人を殺し続けているという事実。

慈悲だとか 慈善だとかって どこへいったんだ?
キリスト教ってのは 右の頬を打たれたら 左の頬を差し出すんじゃねぇのか?

それが、右の頬を打たれるどころか、手を振り上げてるかもしれない、て
噂だけで 最新兵器を引き連れて地球の裏側にだって攻め込んじゃう。

そう考えると どうも 宗教って なんなんだ、と悩んでしまう。
自分が罪深いことへの 免罪符なのか?

さらに、アメリカなんて最先端の科学技術国なのに、
いまだに教科書に ダーウィンの進化論を載せるか載せないかで
まじめに議論なんかしちゃうの見てると 
正直言って 笑っちまう。
どんだけ 矛盾を抱えた国なんだ。



中近東の イスラム過激派のテロにいたっては
宗教が人を殺す 動かしがたい事実。


神は いないほうがいいのではないだろうか、とさえ思えてくる。

「神」が存在するゆえに 殺しあわなければならないとしたら
なんのための「神」なのだ。
人間は 今までの何千年もの歴史の中で
何億人の人間を「神」の名の元に殺してきたんだろうか。

そう 考えると、所詮 「宗教」なんて 人を操るための
道具でしかないと思う。(「神」が、じゃなくて「宗教」が)


苦しい時 「宗教」によって救われる人だってたくさんいるし、
科学で解明できない事柄や、宇宙や命の仕組みを見る時に
神を感じることもある。

でも、その「神」に 名前がついて、物語がついて、戒律がつくと、
急に排他的になってしまう。
神が 唯一の存在だと信じているなら、
その名前に なんの意味があるだろう。
誰が信じて、誰が信じていないということに 何の意味があるんだろうか。

ただ 「在る」 だけじゃ ダメなのか?



日本には 八百万の神がいるという。
山には山の神が、海には海の神が、いやそれどころか
岩だろうと 木だろうと、生き物だろうと 
その辺にある 紙切れ一枚にまで、
そこに在る全ての物に神が宿っている。
神様も 仏様も お釈迦様も 貧乏神ですら みぃんな神様。

この おおらかさ、てか テキトーさ。
こういうのが むしろ未来の宗教図って 気がする。

だって 「貧乏」ですら 神様なんだよ?
なんでもありだよね。
なんつー 許容範囲の広さ。

人は 自然によって 生かされているのだから、
自然こそ 神の姿。

そして、今 自分が存在していることをつきつめて考えれば
ご先祖様のお陰で 生かされているのだから、
それぞれの親でありご先祖様こそが 人の形をした神ってことだ。

「自然の中に人間の力を超えた何かを感じ」
「ご先祖様を敬う」ことは 実は そのまま 神を信じているってことでも
あるって理屈になる。

つまり 日本人は、「宗教」という形を越えて、
意識しないほど当たり前のことのように 「神」を 敬っているわけだ。

この神様のいいところは 「お金を要求」したり、
どの神様を信じるかで 争う必要がないところ。
だって 八百万もいるんだもん。

なんとも地球にも人にも優しい 宗教だ。

第一、「キリスト」とか「ブッダ」とかが本当にいるなら、
ネズミとか ハエとか、ミミズとかも 宗教儀式をしてるだろ。
所詮 人間の中にしかいない神なんて 人間が作ったものだ。



ダーウィンが進化論を唱えた時に、神は一度死んだのだ。
いろんな宗教が 矛盾を抱えることになった。

でも 八百万の神様は 進化論にも矛盾を感じない。
ダーウィン以降の 未来型 宗教としては 理想的とも言える。

「宗教」には こだわりはないけど、
自然を畏れ、ご先祖を敬う。
他国からは 不思議なメンタリティに見えるだろうが、
実は 日本人の宗教観て、 奥が深いんじゃないかと
思っちゃったりする。


そう思うと 今回の調査で 「宗教を信じていない」人が
72%という結果は、
日本の幸せ度を 表しているようなもんだ。

八百万の神様が けんかもせずに
日本人の心の中にいるとしたら、本当の宗教国家は
日本なんじゃないかとすら 思えてくるのである。


DVD 千と千尋の神隠し 【取り寄せ】 DVD 千と千尋の神隠し 【取り寄せ】

販売元:ハピネット・オンライン
楽天市場で詳細を確認する

|

« 点滴バー | トップページ | aqua drop »

コメント

やはり、
「ここは八百万の神様がくるお湯やなんだよ~」
と言う”湯ばーば”の言葉を思い出した私です

千と千尋は大好きで、日本の神様はたくさんいるから、チビにもいろんなことを教えやすかったよ^^

絶対的な神が一人より、八百万がすきだね~
日本の妖怪もたくさんありすぎるけど、”あかなめ”は風呂にはいらないとやってくる~~とか

日本は日常的にいろんなものがいて楽しいねhappy02

昔の人は良い事をたくさん言ったもんだ~~
現代はわけのわからんことばかり もてはやされるけどね~pig

投稿: ろぼ | 2008年6月 3日 (火) 22時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 点滴バー | トップページ | aqua drop »